ヘアカタ撮影とポートレートの違い【撮影歴3年の美容師が解説します】

スタイル撮影をしているのに、なぜかポートレートっぽい写真になってしまう。そもそもヘアカタログとポートレートって何が違うんだろう。


こんにちは、ゆうです。


今回は、Instagramで頂いた質問について回答していこうと思います。


頂いた質問は『スタイル撮影の時に、何に一番気をつけていますか?』という内容です。


回答としては『イメージをしっかり作ること』でしたが、これだけでは伝えきれない質問ですので


今回はさらに深掘りして『スタイル写真とポートレートの違い』と言うテーマでお話ししていきます。


本記事の内容

・気をつけるべきは『何を伝えたいか』
・写真に境界線はありません
・スタイル写真のイメージ作りは簡単です
・ポートレート写真との違い

気をつけるべきは『何を伝えたいか』


ヘアカタログを見た方に、何を伝えたくてスタイル写真を撮るか。


これが、写真を撮る上で一番気をつけるべきポイントです。


具体例を挙げます。

・こんなカットが得意です
・こんな似合わせ方が出来ます
・こんな雰囲気が好きなお客様に来て頂きたいです


といったターゲットを決めたメッセージを伝える、と言うことです。


このメッセージ受け取った方は

・こんなカットが得意です→こんなカットをしてほしい
・こんな似合わせ方が出来ます→自分に似合ったデザインを作ってほしい
・こんな雰囲気が好きなお客様に来て頂きたいです→こんな雰囲気の人になりたい


と、イメージにマッチングした方が来店してくれます。



このブログに関してもそうですが、頭の中を表現するのってとても大事です。



イメージの大切さはこちらの記事でも紹介しています。



スタイル写真を作る上で、スタイリングやモデル選び等は毎回変わるので、そこはイメージ力を強く持ってデザインしなければいけません。



ですが、写真の撮り方に関してはテンプレート化してしまった方が効率がいいかなと、思います。



決めておくと早いのは

・場所
・構図
・カメラ設定


それぞれ最適な撮り方を見つけて、それをテンプレート化してしまえば、毎回撮影場所や構図に悩む必要が無くなります。


僕の場合はスタイリング20〜30分、スタイル撮影10分くらいです。場合によっては5分で終わる時もあります。


手を抜いているわけではなく、撮り方を決めればそれだけ早く終わるという事です。


最近はその後、外に出てポートレートを撮りに行っています。


他にも

・写真に統一感が出る
・スタイルを作ることに集中すればいい
・自分らしいスタイルが見えやすくなる



などの理由があるので、撮り方は固定してしまうのがおすすめです。



特にスタイリングをしっかりしたにも関わらず、撮ることにも神経を使ってしまうとヘアが崩れたまま撮影を続けていたりすることも多々あります。僕は多々ありました。

写真に境界線はありません


これもたまに聞かれる質問ですが、スタイル写真とポートレート写真の違いは何ですか?



この答えの詳細は後半でお答えしていきます。



でも正直、これがスタイル写真です。という境界線はありません。



ヘアスタイルをどう見せるか、という部分にフォーカスを置く以外に明確な基準などありません。



つまり、ポートレートっぽい写真をスタイル写真にしてしまっても良い。と言うことです。



お店のコンセプトや、あえてはっきり作らないデザインを見て『飾らない雰囲気』が好きという方が集まるお店も沢山あります。



極端な話、いざ来店してくれたお客様の期待に沿えれば、自分のイメージするスタイル写真は何でも良いと思います。



逆に言えば『これがスタイル写真』というイメージをガチガチに固めてしまうのも柔軟さに欠けるので、あまり定義しない方が良いのかな、とも、思います。

スタイル写真のイメージ作りはぶっちゃけ簡単です



スタイル写真が簡単という理由は、撮る前に決めておけることが多いからです。



下手な人は、事前に決めておくべきことを決めていないだけでしょう。



先ほど定義は決めなくていいと言いましたが、撮り方は固定してしまった方が楽なのは確かです。



僕はスタイル写真に関しては、完全に撮り方を固定しています。



そしてもう一つ、簡単にスタイル写真を撮れるようにする為にはターゲットを絞ったイメージテーマを作るのがおすすめです。

・年代
・ファッション



この辺の情報を決めると作りたいイメージは湧きやすいですね。



ファッション誌を参考にしながらテーマをイメージしていくと作りやすいです。



雑誌の中のファッションを参考にして洋服やアクセサリーを選びますよね。



ヘアスタイルもそのファッションに似合ったデザインを選ぶのは、至極当然ですよね。



自分のスタイルを雑誌でいうと〇〇とか〇〇みたいな雰囲気です。と説明できた方が、相手もイメージを共有しやすく、デザインも作りやすいです。

ポートレート写真との違い


最近僕はポートレートに挑戦しています。



挑戦というか、ただ外で綺麗な写真を撮りたくなっただけなんですが。



何人かのモデルさんを撮っていて感じた、スタイル写真との違いを解説します。



スタイル写真で伝えたいものは『髪』です。これは間違い無いですね。



ポートレート写真で伝えたいものは人や景色ではなく『感情』だと思います。



ざっくりいうと、五感を感じさせるような写真、ですね。



例えば、写真を撮った時の

・空気感
・温度
・音
・気持ち


を伝える写真ですね。



とても奥が深く、でも伝えたいことはシンプルで、撮っていてとても楽しいです。



自分の感性を養う意味でもポートレートを撮りにいくのは良いと思います。



撮った瞬間に自分が感じていた感覚を写真にできるのがポートレート写真なのかな、と思います。



だから、『素敵な写真を見た時に感動があるんだろうなぁ』と思います。



だからポートレートを撮る時は、そこに計算されたものは無い方が、いいです。



ヘアも風に吹かれて崩れてしまってもいい。場合によってはピントもブレててもいいんじゃないかなって思います。


スタイル写真とポートレート写真の違いがなんとなく伝わったでしょうか?

曖昧なものでも良いのが『ポートレート』

曖昧では伝わらないのが『スタイル写真』


だと思います。



スタイル写真なのに、ポートレートっぽい。というのは伝えたいイメージが曖昧なんですね。



スタイル写真を撮るのであれば、イメージをはっきりさせましょう。

最後に

ピントがブレてたってええやん



スタイル写真が上手く撮れるようになると、とても楽しいです。



そこからは是非ポートレートにも挑戦してみましょう。



綺麗なものを綺麗に撮る、というのは美容師さんに撮って大事な感性を育てるのにとても効果的です



最近の僕は、Instagramではそういった写真ばかり載せています。



よければそちらも見ていただけると嬉しいです。



では、また。

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